2022年10月28日

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2022年10月28日 (ハイパー神商)

 

今回は思考実験の重要性について論じておきます。
量子論の有名な思考実験として
「シュレディンガーの猫」
というのがあります。
この思考実験は、量子力学初期の素人向け解説で。
古典力学を超える量子概念の説明です。
しかしながら、その思考法自体は旧来の
「決定論的2値の世界観」
に基づいています。  

 

これが、どういう意味か?
その限界を確認することで。
今から先の観測問題にも繋がるという筋書き。
というわけで、根本に立ち返り。
シュレディンガーの猫に対峙する思考実験としての
「人生の猫」
を考察します。
これにより、旧量子論に潜む曖昧さの何たるかをキチンと示します。
この曖昧性にはメタの曖昧性があるのよ。
この感触を伝えるのが目的です。
では、宙爆開始。 

 

まずは、シュレディンガーの思考実験の簡単な説明から。
猫の入った箱に量子レベルの作用を施します。
毒か何かが致死量出る仕掛けをしておき。
「作用効果があれば、箱内の猫が死ぬ。
作用効果が無ければ、猫は生きている。」
とします。
量子作用後は、猫は死ぬか生きているかのどちらかですが。
「箱の中を確認するまでは分からない。」
ですね。 

 

蓋を開ければ、どちらか決まりますが。
量子論では、こういう確認を
「観測」
と言い、用語としては
「measure」

「observe」
を採用しています。
そして、量子論の観測問題は、世界共通で(英語では)
「measurement problem」
まずは、こういう用語使用法の確認をしておいて。

 

ここからが量子論独特の世界観で。
量子作用後、観測前の段階では、猫は、どういう状態なのか?
これに対する答えが、
「死に、且つ、生きている」
状態となり、量子の性質の曖昧性というか。
二重性に起因する不可思議さの出発点となったわけです。
量子特有の
「重ね合わせ」
状態ですね。
つまり、量子的世界観の登場です。 

 

問題は、この曖昧さの把握法です。
「観測すれば、生きているか死んでいるか確定する。」
という2値的世界観で論じてきたのが従来の思考法。
これじゃ駄目ですよ。
折角、古典力学を打破し。
確率使って理論を打ち立てているのです。
観測して、検査したら、
「半死半生」
の状態も有り得ると思わなければ。

 

つまり、
「死んでないけど、実験前のようにピンピンしてなくて。
病気で弱った状態に見え。
実際、血液検査では毒素が見つかる。」
という状態。
これは、
「毒が致死量の半分しか出てない。」・・・(半)
なんていうケースです。
(半)の新状況を考えないのが駄目な研究者の証拠。

 

「そんな馬化な。
毒の量は無い(生)か、想定分量(死)の、どちらかのはず。」
こう考える根拠は?
だって、観測するまで、分からないのでしょう。
何故、観測結果が生・死のどちらかしかないと思うのかね。
「量子レベルの作用を施した結果。
毒素の組成(分子レベル)に変化が生じて。
毒の効き目が半分になった。」
なんて有り得るでしょうが。 

 

「青酸カリでは、そんなレベルの影響は出ない。」
とか言い出すと本末転倒。
今、やってるのは量子世界の思考実験ですよ。
毒物を放射能系に変えればOK宇宙。
この場合でも、観測前には決定できないが、
「観測後は生か死のみ。」
こう考えるのが、従来の旧量子論。
馬化だねー。

 

物理では目の前の実験結果が理論に優先するのよ。
相克が発生すれば理論の方を改変するべきだということ。
この場合の相克とは、マクロ解釈での
「2値 vs 多値」
です。
こういう風に考えることが出来るのが論理の訓練。
というわけで、私が提唱する新モデルでは
「観測後も、Yes・No以外の可能性が残る。」
となります。 

 

具体的に、どんな可能性か?
だからー、(半)状態ですよ。
新量子論では、この状態を
「中間状態」
と名付けます。
創始者特権。
精密に分析すると、追加で出てくる状態。
昔の原子の中間子を彷彿させますね。
日本人が発見したけど・・・。

 

で、現実には、どうなるか?
言っておきますが。
今時、本当に、シュレディンガーの猫実験しない方が良いですよ。
動物虐待で犯罪行為になりますから。
それよりは、思考実験として、現実に実験できる方式を考えるのが筋。
とうわけで、私は、次のような思考実験を採用します。

 

ロボット猫で放射線計測するケースを設定し。
そして
「結果として、想定の半分の放射線量。」
が計測される可能性を鑑みます。
これは、どんな毒放射線に、どんな電磁波を当てるかで決まります。
量子でスイッチボタンを押すわけじゃなく。
実験中、量子を毒放射線発射装置に照射し続けるの。
その結果、猫に届いた放射線計測です。
これなら、現実に実験可能でしょう。
これが人生の猫です。

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