2024年12月28日 (ハイパー神商)
前回、対角線論法に触れておきましたが。
結構、大事な論点なので。
ハイパー論理の方でも少し深掘りしておきます。
興味のある猿は見逃さないように。
今回は、量子論に戻るための理論的背景について。
新量子論を、
「量子の性質をB(n)モデルで把握する。」
という基本思想で展開していますが。
以前、B(n)盆栽に宇宙を見る秘訣を開示しておきました。
より深く分析したかな?
「∅ vs {∅} vs (∅ )」
の相違レベルの話じゃありませんよ。
(ちなみに、集合論では、
{∅}=1
と設定されてます。)
こちらも十分深いのですよ。
なにせ、証明場における空の扱いに関連します。
仏教やヒンズー教よりも深い。
物理の真空よりも深いし。
20世紀までの数学よりも深い。
しかし、今回はB(n)盆栽について。
他の方面から、もう少し深掘りしておきましょうか。
B(n+1)から見たらB(n)では
「同値類による概念の縮退」
が起きていると具体例
「アトム (や 反アトム)」
を挙げて指摘しておきました。
これを逆方向から見てB(n)からB(n+1)に拡大したら、
「B(n)レベルには出現してなかった新概念がB(n+1)で登場し得る。」
ということで新発見に繋がるわけです。
具体的に、B(2)では定義できなかった
「B(3)色荷」
という概念がB(3)世界で登場しました。
そして、一旦、B(3)で登場した概念は
3<n
なる任意のnでも定義可能になります。
これの具体的な方法が分からないと、
「匂い」
や
「弱い力」
なんてのをB(n)ベースで定義するのは夢のまた夢。
というわけで、物理における
「山口法(略して“Y法”)」
を指南しておきます。
この副産物として、
「枠外状況依存」
というのが、どういう概念なのか。
具体例を挙げて感触を探ることになります。
今回は、数学ベースの一般論を論じます。
以下、代数やってる数学者は常識の部類だと感じるカモ。
その感性が青いのよ。
枠外状況依存性だぜ。
では、宙爆開始。
B(n)をB(3)に縮退させる一般的な技があります。
それが、B(n)に対する
「フィルター」
を考えるという手法。
これにより、B値無矛盾性を保ったまま。
結果のB(3)で色荷を考え。
それを、元のB(n)にフィードバックさせるのです。
フィルターの定義は、ここではやりません。
自分で勉強してください。
数猿の場合、フィルターよりも、
「反フィルター」
つまり、
「イデアル」
の方が馴染みがあるでしょうが。
Bの上下対称性を考慮すれば両者は同値です。
少なくとも、ブール代数に関する限りは。
環R(や体)では、イデアルIが活躍し。
R/I
なんて考えるでしょう。
それと同じく、
B(n)/F=B(3)・・・(F)
になるようなフィルターFを考えるわけですが。
ここのポイントは、各フィルターFは新概念発見(発明)の手段として
「状況設定」
したものと見做すのです。
つまり、数学みたいに、普遍枠内B(n)/Fに収めず。
s(F)⊫B(n)
と考えるわけです。
この変更で何が新しく、何が有難いのか?
結果論としては、両者
「メタ同値」
だろうと考えるのが甘いのよ。
(F)に対応する命題は、どうなるのか?
(s(F)⊫B(n))=B(3)
で良いのか?
この場合は“s(F)⊫”がB(n)だけに作用するという基本思想で。
実質的にB(n)/Fと同値ですが。
通常は、そういうレベルではなく、“s(F)⊫”はB(3)の方にも波及するのよ。
つまり、
s(F)⊫(B(n)=B(3))
この場合、“=”じゃ拙いので、
s(F)⊫(B(n)≡B(3))
程度か?
こういう風に工夫を考えるのが御利益。
しかも、登場する新概念には(発見者は得意がって)
「名前」
を付けます。
こういう名前の特徴は?
自由集合として生成把握できるのですよ。
というか、そのものズバリ自由集合の見本市。
それが有限個なら大丈夫と考えてきたから駄目なのよ。
(数学では無限個の可能性を直ぐに考えますが。
それを潜在無限と把握できず、枠内に固執したのが知力限界であり。
論理猿や数猿の敗因です。)
ここの機微を、ハイパー論理で詳しく解説中です。
これで(無事?)普遍枠から脱出できるという筋書き。
判ったかな、状況による把握法のメリットが。
このような基本思想のハイパーチェンジにより、どういう成果が得られるのか。
「新概念の発見」
という観点から見れば。
集合論での強制法が有名ですが。
(ZFは矛盾してるので、成功したかどうかは別にして。)
あれは普遍枠内から究極を目指す手法。
それに対し、ハイパー論理は、一旦普遍枠外に出て、外から普遍境界を探索する手法。
「(普遍)枠内状況依存 vs (普遍)枠外状況依存」
の相違ですが。
実は、共に、状況依存性で
「統一(証明)場」
として把握できます。
その繋がり具合について、次回から、少し鍛えておきましょうか。
隠喩で示しを付けておくと。
両者の間には、素人見た目、幅2mくらいの亀裂が横たわっているとして。
場所さえ発見できれば、ジャンプして飛び越えることが出来ますが。
というか、行ったり来たりできますが。
そのクレバスは千尋の谷底になっているわけで。
一旦、ホワイトアウトで弱視が落ち込むと。
もう抜け出すことは不可能です。
死ぬまで悶え苦しむしかない地獄。
これが1000年氷結悪魔の運命。
一方、天使の場合。
神から空を飛ぶ術を学ぶので。
実力と修行次第では、飛べるようになります。
すると、一旦、亀裂に落ち込んでも。
無事、脱出できるという筋書き。
もっとも、元天使が飛べなくなって、魔王に成り果てる場合もあります。
こういう魔王は、それなりの実力はあるのですが。
亀裂に嵌まった時に脱出できない運命。
その代わり、穴を深く掘り出す。
これが
「天使 vs 魔王」
の違いです。
注意しておきますが。
この亀裂は
「ZF矛盾」
という地殻変動により生起したもので。
理論地表の至る処に発生しています。
弱視の猿は、コロコロ落ち込むなあ。
連中の成れの果ては凍死か餓死か。
ミイラ化して歴史標本か。
これで373町目。